退職代行は甘え? 仕事がつらくなったら業者に頼っていい?

退職代行サービスが流行っており、さまざまなメディアで報道されているので、自分も利用したいと本気で考えている人もたくさんいるはずです。

ただ自分で退職の意思を告げず、第三者に代わりに伝えてもらうなんて「甘えじゃないの?」という気持ちがあって、ためらってしまう気持ちも同時にあるのではないでしょうか。

そこで、このページでは退職代行を利用することが本当に甘えなのか、世間ではどのようにとらえられているか解説します。

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世間は退職代行サービスを利用することを甘えと考えている?

退職代行サービスを使って退職するなんて甘えだと考えている人が、世間にいることは間違いありません。

たとえば、タレントの”ゆきぽよ”こと木村有希さんが、テレビで「退職代行はゆとりっぽい(=ゆとり世代の甘え)」という趣旨の発言をしていたことからもうかがえます。

しかし、この意見に賛成していた人ももちろんいますが、「現実を知らない」と多くの人に指摘されて炎上していますし、Twitterで「退職代行 甘え」というキーワードで検索すると、退職代行を利用する人を擁護する意見のほうが多いことがわかります。

Twitterで多いのが、「退職代行を利用するのは甘え」というのは強者の論理である、という意見です。たまたま恵まれた環境にいた人がそうでない人たちの現状を知らず、安易に「甘え」だと、切って捨ててしまっているということです。

Twitterの意見が世論のすべてではありませんし、どちらかと言えばある程度、かたよりのある意見かもしれません。しかし、退職代行を利用することが甘えではないと考えている人が一定数いることは間違いないでしょう。

退職代行を利用することが甘えとは言えないケースとは?

退職代行サービスのような、以前の常識から考えると非常識なサービスが流行っているのは、事情を聞くと納得いくケースがたくさんあるからです。

具体例を挙げると以下のようなものです。

  • 退職の意思を伝えても、のらりくらりとかわされて相手にしてもらえない
  • 過酷な環境で働かされて、精神・肉体ともに疲れ果ててしまっている
  • 退職の意思を伝えても、退職の時期はこちらで決めると言われて先延ばしされ、結局いつまで経っても受理されない

退職したいと告げられる上司は40代、50代という年齢の人が多いことから、退職を認めるのは自分であるという意識をもっている人が多いのかもしれません。

しかし法律では、期限の定めのない雇用契約(つまり正社員)の場合、退職したい日の2週間以上前に伝えていれば、会社の意思にかかわりなく退職できるということが定められています。そのため、本来は会社が授業員の退職の可否を決めることはできないのです。

ただこれまでは、退職は従業員の希望を会社が受け入れることで初めて認められるものという慣習があったので、会社側が従業員の権利を無視して退職を認めないということが普通に行われていたようです。

退職代行サービスは、こうした不当な理由で苦しんでいる人に手を差し伸べる結果になったことから、一気に広まったと考えるのが妥当だと言えるでしょう。

退職代行サービスを営む業者や弁護士がどんどん増えているのは、見えないところで言葉の暴力をふるう上司や、部下の退職を認めないパワハラ上司が世間にたくさんいることの証拠なのかもしれません。

また、退職代行サービスを使うその他の理由として、「引き留められるのが辛い」「お世話になったので辞めるとは言いづらい」というのもあります。

これまで説明してきたようなパワハラではなく、むしろホワイトな環境にいるものの、どうしても自分に合わないということが理由で辞めたいという場合、申し訳ないという気持ちがあって自分から言えず、第三者である業者に依頼するようです。

これについては意見が分かれるのではないかという気がしますが、退職代行サービスというのは実にさまざまな理由で利用されていることがわかります。まずはこの現実を理解しておきましょう。

甘えと言われる可能性が高いのはどんなケースか

逆に、退職代行を利用して退職するのが甘えだと言われやすいのは以下のようなケースです。

  • 入社して数日で辞める場合
  • 入社後に与えられた仕事が自分のやりたい仕事ではなかったという理由で退職する場合
  • 退職の手続きや挨拶がめんどくさいという理由で利用する場合

今は入社初日に辞めてしまう人もいるようで、数日~数カ月程度で辞めてしまう人も決して珍しくないのかもしれません。

入社してみたら自分のイメージしていた仕事と違ったという理由も、あまり世間の理解が得られないようです。退職の挨拶や手続きが面倒というのはもっと理由としては認められにくいでしょう。

そのため、入社してそれほど時間が経たないうちに辞める場合、周囲の人から「甘えではないか」と評価される可能性を考えておく必要はあります。

そこまで思い悩まなくていいかも

退職代行を利用して退職することが甘えではないかと考える人がいるということを指摘しましたが、今の時代はそこまで思い悩んで、利用するかどうかを決めるほどでもないのかもしれません。

賛否両論はありますが、マスコミでたくさん取り上げられた結果、企業の認知度も上がっています。そのため、仮に従業員から退職代行業者を通じて退職の意思を伝えられても、すでに心の準備ができているという上司も多いかもしれません。

このままサービスそのものは定着しそうな雰囲気ですし、退職代行を利用して辞めたということが次の就職先に伝わるわけではありません。

そのため、迷っているくらいなら退職代行を利用して現状から脱出し、少し時間を取って今後のことを考えたほうが、長い目でみれば良い結果につながるかもしれませんよ。

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