上司が無能だから辞めたい! そんなときはどうすべき?

組織で働いている以上、「無能」と感じる上司の下で働く機会は誰にでもあるでしょう。

意味のわからない指示や、そのやり方はダメだろうと思うような指示を受け続けていると、「こんな会社、もう辞めてやる!」という心境になることもあるかもしれません。

ただ、部下が上司を無能と感じるのは昔からある「古くて新しい問題」であり、ちゃんとした学問的研究もあるほどです。

そこで、このページでは上司を無能と感じる理由についてまず説明し、どう対応したら良いか解説します。

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なぜ上司が無能だと感じるのか? 上司が無能だと感じる理由

上司が無能に感じる場合、本当にあなたのほうが優秀で、その上司が劣っていることもたくさんあるでしょう。ただ、決してそれだけではなく意外な理由もあるようです。

以下で上司を無能に感じる理由としてよくあるものを挙げますので、納得できるものはないか考えてみてください。

ピーターの法則

上司が無能であることが多い理由を説明するにあたり、1969年に南カリフォルニア大学の教育学者であるローレンス・J・ピーターが提唱した「ピーターの法則」というものがよく引用されます。

ピーターの法則のポイントは通常、以下の3点であると説明されます。

  • 組織で働く人は、その人の能力の限界まで昇進する。昇進した結果、無能になる。
  • 有能な人はさらに出世するが、無能な人は今のポストにとどまる。有能な人でも昇進を続けるうちに無能になり、そのポストにとどまるようになるので、各ポストは無能な人が多くなる。
  • 組織は、まだその人が無能と評価されるレベルに到達していない人によって機能している。

しかし、この話を聞いて納得する人がどれだけいるでしょうか。この程度の話を信じているなら、それこそその人自身が「無能」と評価されるのではないでしょうか。もしかしたら日本語訳が間違っていて、提唱した本人の考えと違うのではないでしょうか。

「有能」「無能」というのは相対的なものであり、ある人から見てその上司が有能なのか無能なのかという判断にすぎません。上司を無能と感じるのは、その上司が自分よりも力がないと感じるからです。

この法則は有名なので取りあげましたが、少なくともこの法則が「上司が無能だから辞めたい」と考えている人を納得させる理由にはならないでしょう。

ハロー効果

ハロー効果とは、本来なら業績とは関係しない点が過剰に影響し、評価がゆがめられる事象を言います。

たとえば有名大学を卒業している、英語が話せるなどの目立った特徴があると仕事もできるのではないかと過大評価され、結果として無能な上司が不釣り合いなポジションにいるということが起きるということです。

年功序列が人事評価の中心だった時代、テレビドラマや漫画では、根回しやゴマすりが上手い人が出世するという光景がよく描かれていましたが、これもその一種ではないでしょうか。

人の評価は人が行うので、こうした認知のゆがみが生じるのはやむを得ないでしょう。必ずしも能力に応じた正しい評価が行われるとは限りません。

このような場合、当人は周囲から期待されたほどの働きができない可能性が高いので、本人にも自覚があったり辛い思いをしていたりするかもしれません。この話のほうがよっぽどピーターの法則よりも納得できるのではないでしょうか。

視点・考え方の違い

年齢が上の上司は、年齢が下の部下よりもさまざまな人生経験をしているはずです。

そうした経験が作用した結果、何か部下が提案をしても、直感的な理由で上司が却下してしまうこともあり得ます。そうすると、はっきりした理由がなく却下された部下は納得ができず、上司を無能と考えてしまうということが起こります。

最近は上司が部下を呑みに誘っても「いえ、大丈夫です」「残業手当はつきますか?」「仕事外の時間まで会社の人と付き合いたくない」という理由で断られることが珍しくありません。

仕事が終わってからの付き合いがお互いの理解を深める最善の方法とは限りませんが、少なくともお互いに分かり合うチャンスを逃していることは確かでしょう。

もし、あなたが上司と仕事外でコミュニケーションを取ったことがないのであれば、上司の意図や狙いをきちんと汲み取ることができておらず、無能に見えてしまっている可能性が考えられます。

名選手、名監督にあらず

平社員のときは優秀な結果を残していたのに、管理職になったらちっとも結果を出せないという人は珍しくありません。それは単純に、管理職という立場が向いていないだけです。

上の立場に立った途端に部下の気持ちが分からなくなるのでは困りますが、あなたが無能と感じているその上司は過去、何かの分野で結果を出して評価されたことはないでしょうか。

そのような場合、管理職として無能というだけで、他のことをさせたら結果を残せる人かもしれません。それなら、上司として無能だとしても納得できないでしょうか。

古い体質で、誰も指摘できない

たとえばあなたが上司に対して何らかの提案を行い、却下されたとします。

そんなときはその上司のことを無能だと感じてしまうかもしれませんが、実は上司も「言われなくてもわかっている」と思っているかもしれません。

役所のように組織の体質が古い場合はそうした傾向が顕著で、その上司も自分の上司から承認が取れないとわかっていてアクションを起こさないだけなのかもしれません。

また、保身のために下手なことは言わないようにしているだけということも考えられます。組織の中では今でもこうした力学が働くことは珍しくないようです。

パワハラ・セクハラ上司に復讐するなら「退職代行」を利用する手も

単に能力が足りないという意味での「無能」ならまだ救いがあるのですが、部下にパワハラやセクハラをするような人物であれば問題です。

実現不能な数値目標を与えられ、それが達成できないと大勢の前で叱責されるシーンがときどきドラマで出てきますが、まさにそんな上司もその一例です。

部下を育てようと思って厳しい目標を課してくる場合なら、目標と同時に達成のためのアドバイスもしてくれるはずです。それがないうえに、達成できないと罰を与えるような上司は典型的な無能な上司です。

本当に愛想がつきていて、むしろ仕返しをしたいくらいなら、辞めるときに退職代行サービスを使ってみてはどうでしょうか。

退職代行サービスは、会社を辞めたいという意思を第三者である業者から代わりに伝えてもらうものです。退職代行業者に依頼すると、その日から出勤しなくても辞められることが多いです。

それまでさんざん過重な労働を強いられ、十分な見返りが得られなかったので仕返ししたいと思っているなら、退職代行業者に依頼していきなり辞めてやるというのも1つの方法です。

チャンスを待つべき

あなたの勤める会社がある程度、大きな会社であれば、人事異動でその無能な上司から離れるチャンスがあるでしょう。

どこへ行っても無能な上司がいる可能性はあるので、安易に転職したところでまた無能な上司の下で働くことになるかもしれません。そうしたリスクを考えれば、我慢して仕事に集中して結果を出し、評価されるまで待ったほうが賢明かもしれません。

しかし、社長を含めて会社全体が無能だと感じている場合は別です。その場合は転職専門のエージェントに登録して話を聞き、自分の能力を客観的に評価してもらうのがおすすめです。そうすれば、上司が無能であることが第三者にも証明してもらえるかもしれません。

誰が見ても理不尽な上司から無意味なストレスを受けている場合は、転職の準備をしっかり行ったうえで、退職代行サービスを利用して辞めてやるとスッキリできるかもしれませんよ。

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